150 sprint V
2006年10月の旅日記に使ったベスパです。このベスパそのものでは無いのですが、私が生まれて初めて乗ったベスパというのが、このベスパと同型の150sprint Vという訳です。50sやET3等のスモールボディからで無くいきなりラージボディから私のベスパ歴はスタートする事から、世間での評価とは別に多少思い入れがあります。ずっと大型の単車に乗ってきた私が初めてスプリントに乗った時の印象は、結構速いな!でしたし、ギヤの入り具合やクラッチの感覚も、その後に知るスモールボディのベスパよりも随分良い印象でした。実際かなりまともなベスパです。この辺りの年式のベスパは辛うじてクラシックな外観と安定した走りが同居する、ギリギリの所ですよね。って話は十数年前の話で今は2007年だから今や分離給油前のPタイプにも味があるって話です。まあチョット前まではこの辺の角張ったクラシックはクラシックでは無い!と価値が認められない時代があったり、まあそんな中でのラリーだけは認められてて、スプリントやスーパーはダメでしょなんてこともあったりしましたね。でも最近久しぶりに乗ってみるとヤッパリ良いんですよ。Pタイプ並のボディに150ccのロータリーバルブエンジンは充分です、ただしギヤ比の関係から加速は良いけど最高速は90km位しか出ないです。まあどっちにしろ100kg近い車重なんで近所の下駄にするほどの取り回しは楽では無いけど、遠出すればするほど良さが出てきますし、それが可能なクラシックです。