50 Auto

2005年8月の旅日記で使用したベスパです。年式は91年だと思います。所謂珍車の類に入るものです。このベスパは1991年頃はモチロン、たまたま手にいれた3,4年前も、何てカッコ悪いベスパなんだ、って印象でしかありませんでした。捨てるのもなんだしって嫌々乗ってたら、あら不思議。段々良く見えてきたのです。元々走りはそんなに悪くない。従来のベスパエンジンに強引にオートマ機構をくっつけたって感じだからギヤチェンジ無いだけで感覚はベスパそのもの。しかも足廻りはさすがに90年代だからシッカリしていて安心感、安定感言うことなし。後はデザインの好き嫌いだけど最新のベスパに比べればマダマダ”らしさ”が残ってるって私、変ですかね?セルモーター装備、自動混合、オートマ等で出足の遅さとヘルメットインスペースが無いだけで充分に現代人の要求に応えられるベスパです・・・
と、ここまでは良い話で、欠点はというと、セルのみでキックが付いて無い事と50のオートマはマニュアルよりは少しとろいのです。ボディサイズはビンテージ等より少し大きなものでシートも高く腰高な感じです。重量も50Sよりも20kg位重いみたいで、やはりこの重さにはもっと大きなエンジンが・・・って125Autoも持ってるんですよ。その話は125Autoのページを御覧下さい。50Autoの燃費は平均して35km/lでした。私のとこではお客さんの代車に最近まで使ってまして、皆さん面白がりますが、欲しいと言う人はいませんでした。

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